田舎の町長選挙

12年ぶりの町長選挙

昨日、かさんの住んでいる小さな町の町長選挙がありました。
実に12年ぶりの町長選挙が行われたのです。


これまでの町長は、4期連続12年連続の町長です。
しかも、2期3期は、他に立候補者は現町長以外には誰もなく無選挙による続投でした。
その現町長は、今年75歳になられます。
町民のなかには、さすがに「世代交代されてもいいんじゃない?」と思っていた人も少なからずいました。かさんも、その一人ですが・・
 

立候補者がついに出た~!

そして、今回の選挙には、3名の立候補者がありました。
やっと、「他に立候補者が出た~」という思いでした。
現町長以外に若手2名の立候補者は、49歳男性のもと町役場の職員、そして、他府県にあるNPO法人理事をされている31歳男性の3名でした。
若い2名の立候補者で、町は少し活気づいたことでしょう。
私の住んでいる町は、基幹産業は、稲作農業です。
数年前までは、高齢化が進んで人口も、年々自然減少している町でした。
近くにある神社の史伝をみると、675年建立(いつの時代?)祭られているのは、藤原道真公という記録もあるほどの大昔から世代を繋いで来た小さな田舎町です。

ため池

日本一のため池ミュージアム

そんな小さな田舎町ですが、日本一に数えられる物もあります。
日本一、ため池が多い町です。稲作のためのため池です。
ため池ミュージアム」という名称まで付けられています。
 

人口減少に歯止め!

そんな田舎町ですが、昨今、働き方が変わり特にコロナ禍時代になってから、人口減少に歯止めがかかりました。
どういうこと・・・??
車社会の田舎町ですが、幸いにして車で20分ほど走ると、中核都市に行ける地域なのです。また、東西北方面は、すべて人口そこそこの市に囲まれています。
南方面は、海になりますが・・

コロナ禍で良いことも!

コロナ禍の影響によって、大きく働き方が変わったのです。

会社に行かなくても、自宅で仕事が出来る職業の人が増え、空気、水が美味しくて、車があればお店が立ち並ぶほどよい環境で暮らしが出来て物価も安いので、都市から移り住んで来る人が年々、増えはじめました。

土に触れることの魅力

土に触れる
高齢のため作物栽培を放棄している田畑も無数にあります。
土に触れることがなかった都会出身の人にとっては、土に触れることが出来て自分で稲作、野菜づくりが出来ることが魅力になっています。
田畑の放棄地で、貸農園と営む農家さんも年々増えています。
とはいえ、この地域では、ほぼただ同然の貸農園となっているので、都会育ちの人にとっては、自分で栽培した作物を自給自足するためもありますが、近くの産地直売所での販売をしている人も増えています。
また、近くの産地直売所は、ちょっと有名で、他府県からもわざわざ買物に来る人もいるくらいなので、そこで自分が収穫した作物を販売することも、楽しいことなのでしょう。
初めての作物づくりでも、長年、作物を作ってきたプロの人たちが近くにたくさんいるので、本で勉強する必要もなく、プロにただで学べることも魅力のひとつになっているのでしょう!
 

新町長への期待

若い人たち流入により、土地価格も、わずかですが年々上がりはじめて来ました。
良い傾向です!
このような田舎町で開催された12年ぶりの町長選挙は、結果49歳のもと町役場勤務だった人が、初当選しました。
この土地に生まれ育ち、この町の町役場に長年勤務して、町を見続けて来た若い人に、町民は、これからの町づくりに期待したことの結果の表れなのでしょう。
かさんも、その立候補者に投票をしました。^^;
農業のことも肌でわかっていて、若い人の考え方も理解している若手の町長に、町民は多いに期待をしていることでしょう。
 
かさんは、こんな田舎町に住んでいます。